秋休みが明けて

 1週間の秋休みが明けての第一日目。全校児童生徒が元気な顔で登校しました。

 秋華祭ではたくさんの保護者の皆様に参観いただきありがとうございました。秋華祭でも話をしましたが、子ども達には緊張した様子が見られたものの、練習の成果を発揮し、誰もが楽しんで、そして自信を持って発表していたのが印象的でした。練習も本番も一生懸命取り組んだからこそ、「心地よい緊張感」を感じることができたのだと思っています。

 冬休みまで2カ月余りとなります。秋華祭という大きな行事は終わりましたが、この間の子ども達の成長を、子ども達と共に確認しながら、更に成長していけるよう取り組みたいと思っています。

 

秋華祭に向けて

 今週に入り、気温がぐっと下がりましたね。寒い日が続いています。昨日から暖房が入るようになりましたが、まだ、試運転中なのか一日中という訳ではありません。

 さて、集会に向けたステージ練習が進んでいます。

 以前にも書きましたが、内容に関しては「ひみつ」の学級が多く、大体の内容は練習する声や小道具から想像がつくのですが、全体像については本番を楽しみにするしかないようです。

 秋華祭につきましては、各ご家庭でも話題にしていただいていることと思いますが、話題にはなっていない!ということでしたら、是非、この機会に話を聞いていただけたらと思います。

 秋華祭は10月22日です。19日(水)時点の22日の天気予報は、雨(50%)、最高気温は13℃となっています。防寒の備えをしてお越しください。

後期が始まりました!

 先週の金曜日に前期終了式を行いました。土日をはさんで、10月2日からは後期がスタートしました。

 いつもと変わらない10月2日は月曜日ですが、それでも後期がスタートする始業の日です。心新たに目標を持って進んでいってほしいと願っています。

 始業式では、5年生と6年生が作文発表をしました。前期の振り返りと後期に向けての意気込みを発表しました。2人とも原稿を見ないで発表しました。

終業式で発表した3人も含めた5名の作文発表者は全員、自ら希望しての発表でした。

 さて、秋華祭まであと3週間となってきました。休み時間には太鼓の練習をする音が聞こえる時もあります。自主練習をしているようです。また、学年の発表練習を少し覗いたりすると「これはトップシークレットです!!」と教室に入れてくれなかったりすることもしばしばです。

 どのような発表になるのか楽しみです。

 

 

令和5年度 前期終業式

 今日で今年度の前期課程が修了しました。5時間目に終業式を行い、今回の式では中学部2年生の指揮による校歌と賛歌の斉唱も行いました。

 終業式と言っても、週末をはさんですぐに後期が始業しますので、普段の金曜日とさほど変わらないような感じもしますが、それでも節目として前期を振り返る機会としてほしいと思っています。

 終業式の話の中で聞いたところによると、「通知表は良い方が良い!」と思っている児童生徒がほとんどでした。当たり前のことですが、誰でも少しでも良い方が嬉しいものです。しかし、今日一人一人が持ち帰った通知表は、各個人の前期の頑張りの結果ですが、全ての結果ではない、という話をしました。

 成績が良いからOK!、悪いからダメ!というものでもありません。もし成績が思ったより良かったら、自分の頑張りに自信を持って後期へのモチベーションとし、思ったより悪かったらその原因を振り返り、新たな目標を立てる機会とすることといった話もしました。

 各ご家庭でも、次につながる前向きな新たなチャレンジ、スタートにつながるようなお話をしていただければと思います。

 JSR恒例の作文発表は、3,4,6年生から1名ずつの3名が発表しました。前回の作文発表記事でお知らせしたように、今日と月曜日の始業式での作文発表は全員が立候補しての発表です。それぞれの子ども達の個性が出た作文発表でした。

 後期もよろしくお願いいたします。

今月のふれあいタイム

 今月のふれあいタイムは、18日の月曜日にありました。

 このふれあいタイムはふれあい委員会による月に一度の全校児童生徒でゲームなどを楽しむ時間です。縦割りの3チーム対抗で行っています。

 今日のゲームは「コトロコトロ」でした。チームで一列にならび、先頭が相手の一番後ろにタッチしたら勝ちというゲームです。

   先頭の人は相手の最後の人を追いかける

   最後の人は相手の先頭の人から逃げる

   先頭と最後尾でない人は、先頭と最後尾の人の動きに振り回される

 先頭や後尾も面白いですが、何と言っても振り回される中も楽しめるゲームです。そして、どのように並ぶのかがそれぞれのチームの戦略であり、勝敗の要因ともなります。

 次回はどんなゲームなのか、今から楽しみです。

夏休みが終わりました!

 今年のJSRの夏休みは8月21日まででした。22日(火)、児童生徒は元気な顔で登校しました。少し日焼けした顔、夏休み前と変わらない雰囲気、久しぶりに会う友達との会話等々、どこにでもある長期休業明けの学校の様子が見られました。

 10月の秋休みをはさみ、冬休みまでは80日余りの登校日数となります。少し長丁場となりますが、行事や取組も目白押しです。子ども達には、学習に活動に、精一杯力を注いでいってほしいです。そして、一人一人が多くの達成感と充実感を感じられるようにと願っています。

「夏休み後全校集会での校歌斉唱」

子ども達の顔は夏休み前と変わらないようでもあり、少し大人びた、成長したようでもありました。

2023年8月23日 | カテゴリー : 校長室より | 投稿者 : moronaga

遠隔合同授業

 本校の夏休みもあと10日余りとなりました。皆さん、どのように過ごしているでしょうか。

 夏とは思えないほど肌寒い日が続いているオランダですが、今後、数日でも夏らしい日がやってくるのではないかと淡い期待を持っています。

 さて、夏休み明けに向け、校舎の改築や掃除が進められています。

1年に1度の業者の人による窓の掃除。
キャンティーンの新規開店の準備も進んでいます。

 以前、学習指指導要領で示されている「児童生徒に身につけてほしい力」について、その「力」を考える上で必要となる背景について紹介しました。

 この「力」ですが、具体的にどのような力を、どのように付けていくのかが大切になってくるかと思います。本校では、少人数であることを活かして異年齢活動を中心に教育活動を推進していますが、少人数ならではの苦労もあります。この課題を克服するために始めたのが遠隔合同授業です。

 さて今回は、昨年から続けている遠隔合同授業について。今年度、4月から7月までの振り返りを紹介します。

 本校では昨年度から、ローマ日本人学校、ブカレスト日本人学校の2校と、実践を積み重ねてきました。今年度は、まずローマ日本人学校と本校の小学5年生の児童が、算数の学習を行いました。また、ブカレスト日本人学校の小学3年生の児童が、国語の授業を行っています。今後、他の学年でも日常的な実践を進めていく計画です。

 遠隔で画面越しで学習を共に進めるというのは、簡単なものではありません。まだ課題も多く、実践をしながら課題を発見し、それを改善しながら取り組んでいるところです。

 しかし、児童からは以下のような声が上がっています。

○自分の考えと、仲間の考えを比べて考えることができました。

〇自分たちだけでは思いつかないことを、相手校の子の意見を聞いて気付くことができました。

〇自分の考えを相手に発表することで、相手に伝わるように図や文章を書いたり、言葉を選んで説明したりすることができました。

○互いに作品を読み合って意見を言い合ったり、良さを伝え合ったりすることで、自信をもつことができました。

〇相手の学校の仲間に自分たちの学校・国のことを伝えたい、自分のこんな思いを伝えたい、という意欲をもつことができました。

 児童の感想からも分かるように、遠隔合同授業を行うことで、以下のような効果があると言えます。

○相手校の児童と時と場を共有して学習することで、協働的な学びによる新たな発見をすることができる。

○同じ教室にいる仲間、画面越しの仲間を意識し、相手意識をもって伝える工夫をすることができる。

○より多くの仲間に良さを認めてもらうことで、自己肯定感や有用感をもつことができる。

○「相手に分かりやすく伝える」「相手と意見を出し合って話し合う」という協働的な学習の必然性をもたせることで、児童が主体的に学べる場を設けることができる。

 これらは、今注目されている「非認知能力」に繋がるものだと言えます。「他者と一緒に学びたい」「より多くの仲間に伝えたい」。それが学習意欲につながり、必然性をもった主体的な学習へとつながっていきます。さらに、どうやったら相手に分かりやすく伝わるか、どう伝えたら良いのかなどを試行錯誤しながら学んでいくことになります。それらを繰り返すうちに、認知能力、つまり学力も身についていくことになると思います。

 遠隔合同授業を終えた後の児童生徒からは、「先生、今度はいつやるんですか?」「今度は、自分たちでオランダの国について紹介したいです。」「一緒に漢字の勉強もしたいなぁ。」と次々とやりたいことが出てきました。夏休み明けからも、遠隔合同授業を行っていきたいと思います。算数で、多様な意見を出し合ったり、国語で話し合いをして考えを深めたりする機会を作っていきたいです。

2023年8月11日 | カテゴリー : 校長室より | 投稿者 : moronaga

明日から夏休み!

 明日から夏休みに入ります。

 4月12日の始業式・入学式から69日間、運動会や社会見学、移動教室等々の行事に加え、今年度はキングスディで、また、ジャパンフェスティバルでのパフォーマンスの機会も得て、精力的にこの4カ月弱をかけぬけてきました。

 過密なスケジュールの中ではありましたが、子ども達は学習にも励み、大きく成長しました。夏休み中は少しゆっくりと時間を過ごせる期間になるかと思います。夏休み明けから秋にかけて、本校恒例の事もありますし、新たな学習活動も計画しています。子ども達にはこの長期休業でしっかりと英気を養い、更にパワーアップした姿を見せてほしいと願っています。

 保護者の皆様、関係者の皆様には、本校の教育活動にご協力いただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 昨日「30年間ありがとう!」という感謝の会を持ちました。本校の英会話講師のオランダ人の先生は、実は昨年度末で本校勤務30年という節目でした。今年度に入ってから節目にふさわしい感謝の会を開きたいと思っていましたが、日程がなかなか調整できず、昨日、サプライズで感謝の気持ちを伝えることができました。

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 本校の中ではもちろん一番在籍期間が長く、英会話の授業以外にもオランダ語レッスンや通訳の業務もお願いすることがあります。本校の名物で子ども達が毎年楽しみにしているハーリングレッスンやオリボーレンレッスンも彼女の発案です。これからもJSRと一緒に末永く歩んでいってほしいと願っています。

移動教室、社会科見学を終えて

 移動教室の1日目の天候悪化による予定変更でご心配をかけしましたが、予定通り3日間の活動を終え、全員元気に帰校しました。保護者の皆様には、お迎えに来ていただきありがとうございました。

 約4時間遅れで到着! みんなよく頑張った!!!

 1日目こそ、予定が随分とずれ込みましたが、2・3日目は予定通りの活動をこなしました。特にみんなで作った砂の「未来のJSR」は素晴らしい出来でしたね。

 1日目に待っていたバスが素通りして絶望的な気持ちになったこと。バスを待っているとき、なぜか手遊び(アルプス一万尺)をみんなで始めたこと。消灯の後、友達と話したこと。焼きマシュマロの味。海水の冷たさやチーズ作り等々、どれもこれもかけがえのない大切な思い出になったことと思います。

 小学部1年生から4年生までの社会科見学も無事に終了することができました。こちらも初体験のワクワク・ドキドキが多かったようです。

 一番心に残っていることは? の質問に対し、

 「ウォータータクシーに乗ったこと」

 「冷凍庫の寒さ」

 「肉がたくさんあったこと」等など、沢山の答えが返ってきました。

 充実した時間を過ごした様子を子ども達から沢山聞かせてもらいました。

 見学にご協力いただきました企業の皆様、ありがとうございました。

 このような行事や活動の時こそ、子ども達のたくましさや成長を感じるものです。声を掛け合い、気遣い合い、「Warm Heart」を合言葉に活動していた姿に、子ども達の成長を感じずにはいられませんでした。大変有意義な活動とすることができました。この間、各ご家庭のご理解とご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

 さあ、夏休みまであと2週間! しっかりと学習のまとめをして夏休みを迎えましょう!

祝! 解禁

 今日6月23日(金)、ようやくハーリングが解禁となりました。

 今年は6月14日(水)に解禁予定でしたが、直前になり23日に延長されました。もうすでにハーリングの口になっていたオランダの人達の落胆ぶりは筆舌に耐えがたいもので・・・と言いたいところですが、意外にもクールな感じで「今年は、春先が寒かったからねぇ。」と。冷静を装っているだけなのか、それとも日本人とは違い、食にあまり興味や執着がないのか・・・分かりません。

 さて、JSRのハーリングレッスンは、そのような理由から少し足踏み状態でしたが、来週から復習も含めたオランダ語ハーリングレッスンを進めていきます。実際にお店に行き、ハーリングをオランダで注文する活動日はまだ調整中ですが、近日中に行いたいと思っています。

 毎年お世話になっているハーリングスタンド 

実は日本語が少し話せるのではないかという噂の店主さんは、今年も元気に店先に立っていす。


ハーリングレッスンの様子は、後日、紹介させていただきます。