先輩から伝授する「顕微鏡の操作方法」

中学部理科のはじめの分野は「生命」で、動物・植物に関する学習で光学顕微鏡を扱います。主に中1「水中のプランクトン」で顕微鏡の操作に慣れ、中2「細胞のつくり」で自分でプレパラートを作って観察し、中3「細胞分裂」では既習内容を踏まえて観察します。

小学校高学年でも顕微鏡についてふれる場面がありますが、多くの児童が「顕微鏡?知ってるよ。使ったことがあるよ。」にとどまります。中学生でも、テストに向けた知識は十分でも技能の習得となると、なかなか難しいものです。

そこで、継続的・系統的な学びを目指して、異学年合同学習を始めてみました!

3年生は「教えるからには!」と、自主的に教科書を見て復習したり、頻繁に顕微鏡を操作して士気を高めていました。永久プレパラートでピントを合わせているうちに、光を通す仕組みがわかり…「これを見てみていいですか?」と差し出したのは半透明の付箋⁉

肉眼で紫に見える付箋が!ピンクに見える付箋が!

レンズから見える視野が、色素の点描になっていることに大興奮!自ら学び、大発見しました!

先輩達が自ら学びに向かう姿を見た1年生は…

授業の冒頭に映像を見て本日の観察対象をイメージした後は、3年生の出番です!

顕微鏡の箱の持ち方、本体の持ち方、顕微鏡の部分の名称、プレパラートについてなど、操作のポイントを説明しながらお手本を見せてくれました。続いて、1年生が実践して先輩達はアドバイスをしてくれました。

2024年5月1日 | カテゴリー : 中学部 | 投稿者 : ishida