本校では今年度、JKTという名前で「自己選択を行える」ように取り組んでいます。
元々は「けテぶれ」「QNKS」「心マトリクス」といった学習方法を提唱されている、葛原祥太先生の指導法を参考にしています。
JKTの時間は、小学1年生~中学3年生が教科毎の部屋で学ぶ時間を確保しています。
今回は、校内に掲示しているオリエンテーション資料(プリント)を基に紹介をします。
本校での校内研究の主題は
「自ら学び、仲間と協働的に学び合う児童生徒を育てる~”ロッテスタイル”による非認知能力の育成を目指して~」
です。
非認知能力とは、数値化することが難しい力ですが、「困難と出会ったときに、解決してみよう」という力や「私ならできる」と自らを高める力がその一つです。
「非認知能力を高めることによって、主体性を育てていけるのではないだろうか」という仮説が本校の研究主題となっています。
JKTでは、「私もできた」を実感しやすいようにするために、まずはスモールステップでの学びを大事にしています。
15分の活動時間とすることで、短時間での活動とし、少しずつ「学び方」を学んでいます。
「学び方」としては、
①「教科をもとに、何をしたいか計画を立てる」
②「やってみよう(時間を確保する)」15分×2回
③「ふり返りを言葉にして捕まえる」
④「次に生かす」
このプロセス(ラウンド)をくり返しながら、普段の授業でも③「ふり返りを言葉にして捕まえる」ことで子どもたちが「〇〇をやってみたい」や「~になりたい」を実現していけるようにしていきたいと考えています。そのために、ラウンド1が1周できたところで、上手くふり返りができている子たちの紹介を全校で行いました。「次は、ぼくも選ばれたい」とやる気になり、学習や生活などで75回分のふり返りをした子も出ました。
保護者の方々には、ラウンド1の2回目の「やってみよう」を日曜参観日に見ていただきました。
運動会も終えたので、また少しずつJKTを進めていきます。