小6社会 室町文化を体験しよう

 6年生の社会で、室町時代の生活文化についての学習を行いました。1日3回の食事の習慣や、うどんやこんにゃくを食べる等の食文化も室町時代から受けつがれているもので、現代とのつながりが深くなっています。

 今回は、そのような室町文化を体験してみよう!ということで、茶の湯体験をしました。本校に茶道を嗜む者がいましたので、ゲストティーチャーとして招き、茶道の歴史や茶道に用いる道具について紹介してもらい、実際にお茶をいただく体験をしました。

 まず、茶道における心得や作法、茶道道具について教えてもらいました。茶道はおもてなしの精神がとても大事だそうです。「一期一会」という言葉がありますが、「一生に一度の出会い」という意味だけではなく、戦乱の時代にはいつ果てるかわからない命だからこそ相手に心を込めてお茶を点てるという意味もあるということに、とても関心を持って聞いていました。

みんなメモを取りながら、真剣に話を聞いています。

 茶道の体験です。お抹茶をいただく前に、お菓子を食べました。先にお菓子をいただくことで、口の中を甘くして、苦みのあるお抹茶をよりおいしくいただくことができます。

今日のお菓子は・・・どら焼きです!種類はそれほど多くはありませんが、オランダでもアジアンスーパー等で日本のお菓子を買うことができます。

畳マットの上に正座して、どら焼きをおいしくいただきました。

 お菓子を食べたら、いよいよお抹茶をいただきます。抹茶の茶碗は絵柄がある時、お客様に絵柄の正面がくるように置かれます。よく茶碗をくるくる回す様子を見ると思いますが、絵柄を正面から外す意味があります。

自分に絵柄が向かないように、左に2回、お茶碗を回しています。
少し苦いお抹茶も、先に食べたお菓子のおかげで、とても美味しくいただきました。

 お抹茶をいただいた後には、茶筅を使って、自分たちもお茶を点てる体験をしました。

 この後の授業では、今回体験したことを元にレポートを書きます。茶の湯の歴史や作法について感じたことや、実際に体験して感じたこと等をたくさん書いてほしいと思っています。

2023年10月11日 | カテゴリー : 小学部 | 投稿者 : koyama

中1社会 フェアトレードマーク探し

 中学部1年生の社会(地理)では、アジア、ヨーロッパ等、世界の諸地域の学習をします。
いまはアフリカの地域について勉強しているところです。その学習の一環で、フェアトレードの認証がされている商品を探しに、近所のスーパーマーケットに行きました。

 発展途上国では、貿易相手国から、より安い価格で農産物等を売るように求められることがあります。フェアトレードは、公正・公平な貿易を行い、適正な価格で農産物等を購入することで、生産者の生活と自立を支える取り組みです。

 授業で学習したアフリカの農産物の特色から、コーヒーやお茶、チョコレート(カカオ)等にフェアトレードのマークがあるのではないかと予想し、まずはコーヒーの売られている棚へ。

 早速発見しました!このコーヒーは、行ったスーパーのプライベートブランドなのですが、全てのコーヒーにフェアトレードマークが付いていました。その後、チョコレートやお茶、ココア、ココナッツミルクなどにも付いているのを見つけました。そして意外なところにも・・・

 なんとアイスクリームにもフェアトレードマークが付いていました!「Ben & Jerry’s」という、アメリカのアイスクリームメーカーで、オランダではどこのスーパーでも売っています。まさかアイスクリームにも付いているとは思っていなかったようで、生徒たちはとてもびっくりしていました。(ちなみに日本からは数年前に撤退してしまいました。)

 フェアトレードの商品かどうか、普段はあまり意識することは無いですが、実際にスーパーマーケットに行って見つけることで、オランダでは多くの商品がフェアトレードを意識しているということを知ることができました。

2023年10月9日 | カテゴリー : 中学部 | 投稿者 : koyama

進路講演会 Hair artist来校

 人生について考え、職業をとらえるには、まだまだ漠然としたイメージの中学生。オランダ在住パリコレでも活躍する日本人ヘアメイクアーティストのHAKAH様をお迎えして、人生観・職業観を語っていただきました。

 華々しい成功体験の陰にある失敗談や挫折、人生の支えとなったもの等、生き方の道標のヒントを散りばめて対話しながら進めていただきました。

髪を大切にするオランダ流の工夫     ~ ヘアクリップの代用に「箸」~

 髪の上から手ぬぐいをかけて帽子をかぶる姿で登場

  紫外線に当たる髪の痛み方を調べるため、コットン1枚で保護した状態を自分の髪で実験中

髪を労わりながら、ヘアアレンジするテクニックを披露 生徒達も体験させてもらいました。

「一生懸命に何かを成し遂げるうちに、仲間がついてくる。そして、その仲間と一緒に喜ぶ楽しさは何にもかえがたい物だと感じました。」「苦と楽 (相対する中に立ち、苦労ばかりではない。楽しさだけでもない。)苦労の先には必ず反対である楽しい・幸せがある。」生徒の感想より

生徒達は、生き方・働き方の支えとなる考え方をとらえ、明るい光を見出す機会となりました。

2023年10月6日 | カテゴリー : 中学部 | 投稿者 : ishida

小学部1~6年生で道徳!

 小学部1年生から6年生までの19人、みんなで道徳をしました。

 この日のテーマは、サークル対話。
 最初は、しゃべらずにお題のカードを見て、グループ作り。
 次に、きれいなサークルの形を作って、自己紹介、しりとり。
 お互いの話を聞いていないと、ゲームができないので、仲間の言葉に耳を傾ける姿がありました。

 最後は、「ドラえもんの道具を1つもらえるとしたら、どこでもドア?タイムマシン?どっち?」。その質問に対する話し合いをしました。

 サークル対話の中で、自分の考えを素直に話したり、仲間の意見を聞いて考えたりする姿がありました。6年生がグループリーダーを行い、うまく話し合いをまとめることもできました。

 小学部1年生〜6年生までの異学年の児童どうしが一緒に学ぶことで、他学年の児童のことを考えて関わる力が身に付いたように思います。

2023年10月5日 | カテゴリー : 小学部 | 投稿者 : JSR

アニメで英語

小学校6年生の外国語の授業で、新しい単元として「アニメのアフレコ」を始めました。

アニメのある場面のアフレコを英語で行います。単元の最後には録音してみんなで鑑賞したいと考えています。

この単元では、「発音」をテーマにしています。

①発音の基本

②単語と単語の連結

③英語の強勢やイントネーション、区切りなど

アニメの中でセリフとされているものを英語で発声していくには(日常的なコミュニケーションも同様ですが)、上記の①~③が不可欠です。

「日本語では簡単そうに言っているのに、いざ英語で言ってみるとなかなか尺に収まらない・・・」

「~の部分がうまく発音ができない」

授業を作る根幹は子供たちの「疑問」からです。

疑問を解決するために、また最初に立ち返って繰り返し学びます。

スピーチやアニメ、音楽など、興味のある素材から英語を学んで日本語とリンクさせていくととても楽しく継続的に英語学習を進めることができます。

単元を通して、日本語と英語の違いをより発音を通して具体的にとらえて、より英語らしく発音できるようになるために必要なことを学んでいきます。

2023年10月4日 | カテゴリー : 小学部 | 投稿者 : minekawa

本校の取り組みが掲載されました

 海外子女教育振興財団が運営する、「在外教育施設の高度グローバル人材育成拠点事業:AG-5」のホームページに、昨年度本校で取り組んだ遠隔合同授業の実践レポートが掲載されました。

 ぜひご一読いただければ幸いです。

 ロッテルダム日本人学校における遠隔合同授業の取り組み(AG-5のHPに移動します。)

2023年10月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : koyama

後期が始まりました!

 先週の金曜日に前期終了式を行いました。土日をはさんで、10月2日からは後期がスタートしました。

 いつもと変わらない10月2日は月曜日ですが、それでも後期がスタートする始業の日です。心新たに目標を持って進んでいってほしいと願っています。

 始業式では、5年生と6年生が作文発表をしました。前期の振り返りと後期に向けての意気込みを発表しました。2人とも原稿を見ないで発表しました。

終業式で発表した3人も含めた5名の作文発表者は全員、自ら希望しての発表でした。

 さて、秋華祭まであと3週間となってきました。休み時間には太鼓の練習をする音が聞こえる時もあります。自主練習をしているようです。また、学年の発表練習を少し覗いたりすると「これはトップシークレットです!!」と教室に入れてくれなかったりすることもしばしばです。

 どのような発表になるのか楽しみです。

 

 

ローマ日本人学校と問題作り

 9月末に、小学部5年生がローマ日本人学校と合同遠隔授業を行いました。今回は、算数「整数の性質」の単元を通して複数回の合同遠隔授業を行いました。

 遠隔での活動のメインは、倍数・約数などについての理解を深める問題作り活動でした。「全員が倍数(約数)などについて、きちんと理解するための問題作りをしよう。」という課題を持ち、それぞれの苦手とする部分についてや、どのような問題を作ると深く考えることができそうか、ローマとロッテルダム、二校の知恵を出し合って話し合い、考えました。

「約数はみんなが理解できてるけど、公約数を求めるのは苦手な人もいる。」「小さい数の倍数や約数は簡単にわかるけど、大きな数になると困るから、大きい数で問題を作る。」などと、お互いの話を聞き合いながら話し合って問題作りのポイントを決めました。

 最後に、自分たちが作った問題をkahootで解いて、算数の学習内容について理解を深めました。

 子どもたちも、ローマ日本人学校との合同遠隔授業が楽しみなようで、「今日はローマと合同(授業)の日じゃないんですか?」とよく聞きにくる日々でした。また次回を楽しみにしています。

2023年10月2日 | カテゴリー : 小学部 | 投稿者 : sugiyama

令和5年度 前期終業式

 今日で今年度の前期課程が修了しました。5時間目に終業式を行い、今回の式では中学部2年生の指揮による校歌と賛歌の斉唱も行いました。

 終業式と言っても、週末をはさんですぐに後期が始業しますので、普段の金曜日とさほど変わらないような感じもしますが、それでも節目として前期を振り返る機会としてほしいと思っています。

 終業式の話の中で聞いたところによると、「通知表は良い方が良い!」と思っている児童生徒がほとんどでした。当たり前のことですが、誰でも少しでも良い方が嬉しいものです。しかし、今日一人一人が持ち帰った通知表は、各個人の前期の頑張りの結果ですが、全ての結果ではない、という話をしました。

 成績が良いからOK!、悪いからダメ!というものでもありません。もし成績が思ったより良かったら、自分の頑張りに自信を持って後期へのモチベーションとし、思ったより悪かったらその原因を振り返り、新たな目標を立てる機会とすることといった話もしました。

 各ご家庭でも、次につながる前向きな新たなチャレンジ、スタートにつながるようなお話をしていただければと思います。

 JSR恒例の作文発表は、3,4,6年生から1名ずつの3名が発表しました。前回の作文発表記事でお知らせしたように、今日と月曜日の始業式での作文発表は全員が立候補しての発表です。それぞれの子ども達の個性が出た作文発表でした。

 後期もよろしくお願いいたします。

中学部 職場見学

9月28日(木)に中学部で職場見学へ行きました。

行先は、①World Trade center ②Fuji Trading B.V. の2つです。

午前中、セントラルにあるWorld Trade Centerで職場見学を行いました。

まず初めに、いくつものオフィスがある複合型のビルがどのようにできあがったのか、歴史的背景を学びました。

次に、おしゃれなオフィスで行われている会議の様子を見ながら、ロッテルダム日本人学校の旗を印刷してくれたPrinterProを訪れました。

Ricohの印刷機などもある印刷所では、生活のいたるところで見られるポスターや印刷物がどのように作られるのかを目の当たりにし、作業工程を見学しました。

職員の方が行う英語での丁寧な説明を聞き取ろうと真剣に聞いています。

午後はロッテルダム日本人学校にも協賛をいただいているFuji Trading B.V.を訪れました。

長い航海に出る船に物資を供給したり、様々なサポートを行う仕事の話を興味津々に聞いています。

検品作業や出荷準備を行う倉庫を見学したり、水上TAXIに乗って実際の港の様子を見学させていただきました。

今回の職場見学のねらいは「将来どのように働いてみたいか、将来を見立てていく力を育む」です。世の中には多種多様な働き方があります。イメージをもつためにも実際に働く現場を見ることは大切です。そして、日本とは違うこのオランダで職場見学を行うことは、貴重な機会となると思います。World Trade Centerでも、Fuji Trading B.V.でも生徒は職員の方に質問をしました。

「この仕事の魅力は何ですか」「なぜこの仕事に就こうと思いましたか」

答えに共通しているのは、

「国を超えて多種多様な人と関わることが楽しい」

「自分でマネジメントをしていくことにやりがいを感じる」

「チャレンジをしてみたい」

生徒が将来このようなことを思えるような職に出会えるよう、キャリア教育を進めていく予定です。

2023年9月29日 | カテゴリー : 中学部 | 投稿者 : minekawa