6年生の社会で、室町時代の生活文化についての学習を行いました。1日3回の食事の習慣や、うどんやこんにゃくを食べる等の食文化も室町時代から受けつがれているもので、現代とのつながりが深くなっています。
今回は、そのような室町文化を体験してみよう!ということで、茶の湯体験をしました。本校に茶道を嗜む者がいましたので、ゲストティーチャーとして招き、茶道の歴史や茶道に用いる道具について紹介してもらい、実際にお茶をいただく体験をしました。
まず、茶道における心得や作法、茶道道具について教えてもらいました。茶道はおもてなしの精神がとても大事だそうです。「一期一会」という言葉がありますが、「一生に一度の出会い」という意味だけではなく、戦乱の時代にはいつ果てるかわからない命だからこそ相手に心を込めてお茶を点てるという意味もあるということに、とても関心を持って聞いていました。
茶道の体験です。お抹茶をいただく前に、お菓子を食べました。先にお菓子をいただくことで、口の中を甘くして、苦みのあるお抹茶をよりおいしくいただくことができます。
今日のお菓子は・・・どら焼きです!種類はそれほど多くはありませんが、オランダでもアジアンスーパー等で日本のお菓子を買うことができます。
お菓子を食べたら、いよいよお抹茶をいただきます。抹茶の茶碗は絵柄がある時、お客様に絵柄の正面がくるように置かれます。よく茶碗をくるくる回す様子を見ると思いますが、絵柄を正面から外す意味があります。
お抹茶をいただいた後には、茶筅を使って、自分たちもお茶を点てる体験をしました。
この後の授業では、今回体験したことを元にレポートを書きます。茶の湯の歴史や作法について感じたことや、実際に体験して感じたこと等をたくさん書いてほしいと思っています。