5年生と中学部が修学旅行に行っている間、1~4年生は遠足に出かけます。今年の行先は「ブライドルプ動物園」です。ロッテルダム市内、中央駅から比較的近いということもあり、過去に行ったことがある児童もいます。しかし、学校の遠足で行くとなると見える景色も楽しみ方も違ってきます。
今回の遠足も異年齢縦割り班を編成し、3・4年生が1・2年生のめんどうを見ながら、リードして遠足を行う予定です。このような異年齢の活動で大切にしているのが事前の学習活動、つまり話合いです。遠足は思い出作り、楽しい思いをするためだけに行うのではありません。今までの学びと経験を実際の生活の中で実践することで生かしていく機会、場面です。単に楽しかった!という思いで終わらせないために、異年齢の中でそれぞれの学年に応じた役割や目標をもち、相手を意識しながら行動することができるよう、しっかりと事前に話し合いを含めた学習を行います。
このような「プロジェクト型」の異年齢による活動(運動会に向けての活動も同じです。詳しくは6月15日をご覧くださ~い)こそ、普段の学びの集大成であり、子どもたち一人一人の成長と真価が問われるところでです。通常の教科学習も、このような「プロジェクト型」の学びも、異年齢という枠組みの中で大切にしていきたい学び方と場です。