学校ブログ
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学校の周りを探検!
生活科の学習で、学校の周りを歩きました。
学校の近くには、緑がいっぱいの公園があります。そこで、虫やおもしろい植物を見つけました。
教頭先生に、音が鳴る葉っぱも教えてもらい、みんなで音を鳴らそうとチャレンジしました。
道を歩いていくと・・・秘密基地のような、ツリーハウスが!
その近くの池には、トンボ・アメンボ・カエル!
素通りしてしまいそうな道端にも、いろいろな生き物がいることに気が付きました。
「本物に触れる」ことで、意欲が喚起されます。これからも、そのような機会を多く持って行きたいと思います。


中間試験終了、その後は・・・
中学部では前期中間考査が昨日と今日、2日間ありました。

中学部1年生にとっては初めての試験で、緊張もしていたことと思いますが、力が発揮できたのではないかと思います。
この試験の後の楽しみはというと、いよいよ来週に迫った修学旅行! 旅行のしおりも今日完成しました。あとは各自で準備をして、出発当日を待つばかりです。

修学旅行の様子については、随時このHPでお知らせできるようにしていきたいと思っています。
お楽しみに!

遠足!
5年生と中学部が修学旅行に行っている間、1~4年生は遠足に出かけます。今年の行先は「ブライドルプ動物園」です。ロッテルダム市内、中央駅から比較的近いということもあり、過去に行ったことがある児童もいます。しかし、学校の遠足で行くとなると見える景色も楽しみ方も違ってきます。

見学の順番を話し合いで決めています。
今回の遠足も異年齢縦割り班を編成し、3・4年生が1・2年生のめんどうを見ながら、リードして遠足を行う予定です。このような異年齢の活動で大切にしているのが事前の学習活動、つまり話合いです。遠足は思い出作り、楽しい思いをするためだけに行うのではありません。今までの学びと経験を実際の生活の中で実践することで生かしていく機会、場面です。単に楽しかった!という思いで終わらせないために、異年齢の中でそれぞれの学年に応じた役割や目標をもち、相手を意識しながら行動することができるよう、しっかりと事前に話し合いを含めた学習を行います。
このような「プロジェクト型」の異年齢による活動(運動会に向けての活動も同じです。詳しくは6月15日をご覧くださ~い)こそ、普段の学びの集大成であり、子どもたち一人一人の成長と真価が問われるところでです。通常の教科学習も、このような「プロジェクト型」の学びも、異年齢という枠組みの中で大切にしていきたい学び方と場です。
新しい仲間
先週、JSRに新しい仲間が増えました。
転入生の初日は、転入生よりも在校生の方が朝からソワソワ・・・・・・。転入生が待機している図書室の近くをウロウロ。・・・・・・。
転入生も臨時の朝会で自己紹介する時は少し緊張気味でしたが、1日も経たないうちにすっかりみんなと打ち解けていました。
まだ慣れないことはたくさんあると思いますが、心身ともに一日でも早くJSRっ子になれるようみんなで教え合い、語り合い、学び合っていきたいと思います。

ハーリングにかけるオランダ人の情熱
Haring(オランダ語)・Herring(英語)ハーリングとは日本語でニシンのことです。
今年もハーリングの季節がやってきた!!と多くのオランダ人が解禁のその日を待ちわびていました。今年は6月15日が解禁日だったそうで、「もう食べた?」という質問をし合うのかどうかわかりませんが、町中あちこちにこのハーリングを売る売店が出現しています。そして、「あそこの売店はおいしい」とか、「ここで食べたのはおいしくなかった」 「あの店は油がくどかった」 「俺の一押しの店は・・・」などと話しています。

日本人としてもこのハーリングの解禁は、楽しみの一つです。オランダ人のように玉ねぎと一緒に食べるのも良し、わさび醤油、しょうが醤油で食べるのも良し、ハーリング丼にしてもごはんが進みます。
JSRでも毎年、外国語活動の一環としてオランダ語の学習をした後、実際に近くの商店街まで出向き、ハーリングを買って食べています。オランダでも日本人の魚好きはは知られているところで、JSR近くの商店街で毎年お店を出しているおじさんは、「この店は日本人学校の子どもたちが毎年食べにくるほどおいしいんだ!」と言っているとか・・・。

さてこのハーリングにかけるオランダ人の情熱は、日本人の桜にかける情熱と同じようなものでしょうか。ハーリング解禁日はニュースでも取り上げられ、オランダ人はみんなが知っている日とのこと。「今年の解禁日は?」なんてオランダ人に聞くと、「お前もハーリング好きなのか!?」と嬉しそうに言いながら、すぐにスマホなどで解禁日をチェックして教えてくれます。
この解禁日は毎年変わるようで、漁獲量を制限するものではなく、あくまでもハーリングをおいしくベストな状態で食べるためのもの。サイズと脂肪量に規定があり、ハーリングがそれ以上の数値になる頃に解禁となるようです。ですから、育ちが悪い年などは、ハーリングの解禁はない!のだそう。もちろん、成育の悪い年は全く食べられないという訳ではないようですが、臨時的なスタンド店は回転しないのかもしれません。
さて、このハーリング、昔はイギリスでもデンマークでもノルウェーでもたくさん食べられていたようですが、今はオランダがダントツ!
オランダにとってハーリングは歴史的にも大変重要な意味があり、後世に残すべき食文化の一つとなっているようです。
その昔、ハーリングは莫大なお金と技術革新をオランダにもたらしました。ハーリング漁のための造船や航海技術、ロープなどの繊維加工技術の向上、保存のための樽づくりが盛んになると木材加工や金属加工技術も高まっていったようです。
大航海時代にスペインやポルトガル、フランス、イギリスなどに一歩先を行かれていたオランダですが、このハーリング漁で培った船舶に関する技術や木材金属加工技術、縄、ロープなどの繊維産業の発展がその後のアジア地域への進出、つまり東インド会社の設立やインドネシアや日本との交易に寄与したと言えるのではないかと思われます。
そして何より、長期の航海で大きな問題となっていた船員の栄養失調やビタミンC不足による「壊血病」の発病がオランダの船に限って起こらなかったのは、ハーリングの塩漬けとその付け合わせのキャベツの酢漬け(ザワークラウト)を航海中の食料としていたからだとオランダ人は言います。
ハーリングはまさに、オランダに富と繁栄をもたらした魚であり、日本との400年を超える友好関係を築いた魚なのです。
さあ、ハーリングの季節は始まったばかりです。オランダ人に交じって、オランダ式食べ方でハーリングを思う存分楽しんでください(オランダ式食べ方については後日に)。
特に今年のハーリングは脂がのっていておいしいらしいですよ。