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ちいちゃんのかげおくり

今日は久しぶりに太陽が出ていたので「かげおくり」にチャレンジしました。でも、太陽はすぐに雲に隠れてしまいました。

3年生、国語科の学習で「ちいちゃんのかげおくり」という物語があります。あまん きみこ さん作の物語です。戦時中の物語で、出兵するお父さんと過ごす最後の日に家族でした「かげおくり」から物語が始まります。

お父さんの出兵、空襲、家族とはぐれて「ちいちゃん」一人で過ごす夜、そして・・・

一読すると可哀そうで悲しい物語です。

JSRの3年生はこの「ちいちゃんのかげおくり」の学習を少し前に終えたところです。

説明文はまさしく文章から情報を得て理解するために学習します。言葉の意味、文章の構成と表現の工夫など、読み手に分かりやすく、そして説得力(納得してもらうことができる)のある文章を読み、最終的に説明する文を自分たちで書くことができるのが目標です。

一方、物語文の学習は、言葉や文章から情報を得るだけの学習ではありません。登場人物の心情を叙述に即して読み取っていくことが必要になります。また主人公の視点、その他の登場人物の視点、さらに、読み手としての視点等、色々な視点も持ちながら、心情の変化を読み取ります。物語に関する感想や考えは各自それぞれ自由に持つことができますが、その感想や考えの根拠をしっかりと示すことを大切にしています。

物語文の学習は読んで楽しかった、悲しかったといった感想や想いをただ持つだけにはとどまりません。ものの見方、考え方、理論的な思考を、友達の考えや想いを共有したり比較したりすることで、更に深い読解や理解に繋げていくことができます。独りよがりにならず、色々な意見や考え方、想いからの学びをより豊かにすることを大きな目標にしています。

さて、「ちいちゃんのかげおくり」は、可哀そうで悲しいだけの物語でしょうか。

ユーロポート・低温貯蔵施設見学

 11月16日(木)に、小学部5・6年生が社会科の授業の一環で、校外学習に出かけました。
場所は、ロッテルダムが誇るヨーロッパ最大の貿易港であるユーロポートと、低温貯蔵施設の見学をさせていただきました。

 ユーロポートまでは、バスで1時間くらいかかりました。途中の車内では、たくさん積まれたコンテナや貨物用の線路などが見えました。

 ユーロポートに着いてからは、FutureLandという、ユーロポートの成り立ちについての博物館に行きました。今一番大きな港湾施設は、「Maasvlakte」というところで、大型のコンテナ船が入れるようにするために16.4mも掘って作られたということや、堀ったときに出てきた土や石を使って、埋め立てて港湾施設を作ったこと等を学びました。

 また、コンテナ船やコンテナの積み下ろしが近くで見えるところまで連れて行っていただき、その大きさ間近で感じることができました。

 次に、低温貯蔵施設の見学に行きました。本校でもお世話になっている日本企業の倉庫で、先日も小学部1〜4年生が社会見学で案内をしていただきました。
 今回の5・6年生の見学では、ユーロポートの歴史や、食物等が輸入される時に検疫が必要な理由などについても詳しく教えていただきました。

 5年生の社会科では、「わたしたちの生活と食料生産」の学習で、食料自給率や食の安全についての学習を行います。ここに貯蔵されている肉や魚も、検疫を受けて検査に合格したものが出荷されることや、検査に問題があった時には赤いラベルが貼られ、他のものと混ざらないようにしていることなどを実際に見て学ぶことができました。

2023年11月17日 | カテゴリー : 小学部 | 投稿者 : koyama

小1~4年道徳「友だちになるなら…」

 小学部1~4年生で合同で道徳を行いました。話し合いのテーマは「友だちになるなら」。

 みんながよく知っている「ドラえもん」に出てくるキャラクターと、友だちになるならだれがいい?というのを考え、友だちになりたい順に順番を考えました。

「心が強いし、優しいから一位はドラえもんかな。」

「優しいし、みんなに平等だからしずかちゃんが、いいな。」

「お金もちだから、友だちになるならスネ夫かな。」

「ジャイアンも、強いし守ってくれそうだからいいね。」

「射的を教えてほしいから、のび太君と友だちになりたいな。」

など、色々な意見が出ました。人によって、友だちに求めるものが違っていて、話し合いをしていると、「そういう考えもあるんだ!」「なるほど!!」など、仲間の意見から気づかされることもあったようです。

執行部 選挙活動

12月以降、JSRの新しい執行部(児童生徒会)になるために、今年度は5人の児童生徒が立候補しました。

選挙では小学5年生以上の児童生徒の投票によって以下の3つの役職を決めます。

〇生徒会長 〇児童会長 〇副会長

今日から選挙活動と題して、各学年の教室へあいさつへ行きます。

学年の児童生徒に向けて、自分がこれからどんなJSRにしていきたいかを語ります。

今回は1,2年生へのあいさつです。聞き手のことを考えて簡潔に、わかりやすい言葉で語りました。

「JSRの”リーダー”になるために~をしたいです」

「JSRの2番目のリーダーを目指します」

わかりやすく伝えることは意外に難しいことです。これから全校生徒の前に立ち、自分たちで考えた活動やキャンペーンを打ち出していくであろう立候補者たちが、このような活動を通して、相手にわかりやすく伝えていく力を育んでいけることを期待しています。

選挙管理委員から選挙のねらいが伝えられました。

「選挙権がなくても、JSRの一員として、これからJSRのリーダーとなる人たちがどのような考えをもっているのかを聞いてほしい」

少人数ですが、「みんなで」つくりあげるJSRであってほしいと思います。

図書委員の読み聞かせ 第2弾

図書委員による読み聞かせ。今年度は、子ども達の意見から9月に続いて2回目の実施です!

朝読書の時間に「小学部1・2年生には小学部5・6年生」「小学部3・4年生には中学部2年生」が

行いました。

「どうぞのいす」(作 香山美子)

「三びきのやぎのがらがらどん」北欧民話(せたていじ 訳)

「おや おや おやつ」(作 庄司三智子)

「1つぶのおこめ」(作 デミ、さくまゆみこ 訳)

1粒の米がネズミ算式にどんどん増える!ページによっては、こんなに本が広がる!

(互いに読み聞かせ練習中)

「木を植えた男」(ジャン・ジオノ 原作)

長いお話なので、つづきはランチタイムのお楽しみ。

3・4年生への読み聞かせは、担任の先生に選んでもらった本でした。自然のたくましさ、人々の生き方、戦争など、少し難しいテーマでした。読み聞かせ練習をした中学生同士が「深い…いい話だ…」と感じいっていたのが印象的です。読み聞かせの活動を通して、新たな本との出会いが生まれました。

2023年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ishida