作文発表

 JSRでは、始業式や終業式、長期休業前と後の集会で作文を発表しています。

 今回の発表は5・6年生女子児童3名が発表しました。

 

8月28日 音楽室にて

 作文内容は、4月からの生活を振り返っての自分の成長や頑張りについて、そして、今後の抱負や決意、目標などでした。3人ともしっかりと自分の想いと考えをしっかりとまとめていて、学習や活動に対する決意を感じさせるものでした。

 今回の作文発表では、聞いていた児童生徒が感想を発表しました。およそ10名の児童生徒が挙手して、発表の仕方や内容について、発表した3人に温かいコメントを送っていました。

 次回の作文発表は前期終業式、その後は後期始業式になります。すでに5名の児童生徒が作文発表に立候補しています。

 

2023年8月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : moronaga

夏休みが終わりました!

 今年のJSRの夏休みは8月21日まででした。22日(火)、児童生徒は元気な顔で登校しました。少し日焼けした顔、夏休み前と変わらない雰囲気、久しぶりに会う友達との会話等々、どこにでもある長期休業明けの学校の様子が見られました。

 10月の秋休みをはさみ、冬休みまでは80日余りの登校日数となります。少し長丁場となりますが、行事や取組も目白押しです。子ども達には、学習に活動に、精一杯力を注いでいってほしいです。そして、一人一人が多くの達成感と充実感を感じられるようにと願っています。

「夏休み後全校集会での校歌斉唱」

子ども達の顔は夏休み前と変わらないようでもあり、少し大人びた、成長したようでもありました。

2023年8月23日 | カテゴリー : 校長室より | 投稿者 : moronaga

遠隔合同授業

 本校の夏休みもあと10日余りとなりました。皆さん、どのように過ごしているでしょうか。

 夏とは思えないほど肌寒い日が続いているオランダですが、今後、数日でも夏らしい日がやってくるのではないかと淡い期待を持っています。

 さて、夏休み明けに向け、校舎の改築や掃除が進められています。

1年に1度の業者の人による窓の掃除。
キャンティーンの新規開店の準備も進んでいます。

 以前、学習指指導要領で示されている「児童生徒に身につけてほしい力」について、その「力」を考える上で必要となる背景について紹介しました。

 この「力」ですが、具体的にどのような力を、どのように付けていくのかが大切になってくるかと思います。本校では、少人数であることを活かして異年齢活動を中心に教育活動を推進していますが、少人数ならではの苦労もあります。この課題を克服するために始めたのが遠隔合同授業です。

 さて今回は、昨年から続けている遠隔合同授業について。今年度、4月から7月までの振り返りを紹介します。

 本校では昨年度から、ローマ日本人学校、ブカレスト日本人学校の2校と、実践を積み重ねてきました。今年度は、まずローマ日本人学校と本校の小学5年生の児童が、算数の学習を行いました。また、ブカレスト日本人学校の小学3年生の児童が、国語の授業を行っています。今後、他の学年でも日常的な実践を進めていく計画です。

 遠隔で画面越しで学習を共に進めるというのは、簡単なものではありません。まだ課題も多く、実践をしながら課題を発見し、それを改善しながら取り組んでいるところです。

 しかし、児童からは以下のような声が上がっています。

○自分の考えと、仲間の考えを比べて考えることができました。

〇自分たちだけでは思いつかないことを、相手校の子の意見を聞いて気付くことができました。

〇自分の考えを相手に発表することで、相手に伝わるように図や文章を書いたり、言葉を選んで説明したりすることができました。

○互いに作品を読み合って意見を言い合ったり、良さを伝え合ったりすることで、自信をもつことができました。

〇相手の学校の仲間に自分たちの学校・国のことを伝えたい、自分のこんな思いを伝えたい、という意欲をもつことができました。

 児童の感想からも分かるように、遠隔合同授業を行うことで、以下のような効果があると言えます。

○相手校の児童と時と場を共有して学習することで、協働的な学びによる新たな発見をすることができる。

○同じ教室にいる仲間、画面越しの仲間を意識し、相手意識をもって伝える工夫をすることができる。

○より多くの仲間に良さを認めてもらうことで、自己肯定感や有用感をもつことができる。

○「相手に分かりやすく伝える」「相手と意見を出し合って話し合う」という協働的な学習の必然性をもたせることで、児童が主体的に学べる場を設けることができる。

 これらは、今注目されている「非認知能力」に繋がるものだと言えます。「他者と一緒に学びたい」「より多くの仲間に伝えたい」。それが学習意欲につながり、必然性をもった主体的な学習へとつながっていきます。さらに、どうやったら相手に分かりやすく伝わるか、どう伝えたら良いのかなどを試行錯誤しながら学んでいくことになります。それらを繰り返すうちに、認知能力、つまり学力も身についていくことになると思います。

 遠隔合同授業を終えた後の児童生徒からは、「先生、今度はいつやるんですか?」「今度は、自分たちでオランダの国について紹介したいです。」「一緒に漢字の勉強もしたいなぁ。」と次々とやりたいことが出てきました。夏休み明けからも、遠隔合同授業を行っていきたいと思います。算数で、多様な意見を出し合ったり、国語で話し合いをして考えを深めたりする機会を作っていきたいです。

2023年8月11日 | カテゴリー : 校長室より | 投稿者 : moronaga

明日から夏休み!

 明日から夏休みに入ります。

 4月12日の始業式・入学式から69日間、運動会や社会見学、移動教室等々の行事に加え、今年度はキングスディで、また、ジャパンフェスティバルでのパフォーマンスの機会も得て、精力的にこの4カ月弱をかけぬけてきました。

 過密なスケジュールの中ではありましたが、子ども達は学習にも励み、大きく成長しました。夏休み中は少しゆっくりと時間を過ごせる期間になるかと思います。夏休み明けから秋にかけて、本校恒例の事もありますし、新たな学習活動も計画しています。子ども達にはこの長期休業でしっかりと英気を養い、更にパワーアップした姿を見せてほしいと願っています。

 保護者の皆様、関係者の皆様には、本校の教育活動にご協力いただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 昨日「30年間ありがとう!」という感謝の会を持ちました。本校の英会話講師のオランダ人の先生は、実は昨年度末で本校勤務30年という節目でした。今年度に入ってから節目にふさわしい感謝の会を開きたいと思っていましたが、日程がなかなか調整できず、昨日、サプライズで感謝の気持ちを伝えることができました。

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 本校の中ではもちろん一番在籍期間が長く、英会話の授業以外にもオランダ語レッスンや通訳の業務もお願いすることがあります。本校の名物で子ども達が毎年楽しみにしているハーリングレッスンやオリボーレンレッスンも彼女の発案です。これからもJSRと一緒に末永く歩んでいってほしいと願っています。

バウンシーキャッスル

 今日(7月20日)の朝、突然、城がプレイグラウンドに出現しました。

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 この空気でふくらました遊具は隣の保育施設「Fantazia」が用意したもので、JSRの児童生徒にも業間休みの間に開放してくれました。

 本来は小さな子ども達用の遊具だそうで、小学生以上の子ども達の使用には少し無理があるとのことでしたが、せっかくなのでとのご厚意でした。

 短い間でしたが、JSRの児童生徒はもちろん夢中になって楽しんでいました。

Fantaziaの先生方、ありがとうございました。

2023年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : moronaga

竹取物語

 小学部3年生は理科の授業で学校の敷地内に生えている笹を切りました。授業で育てている植物の支柱にするためです。

 毎年、七夕や植物の支柱にするために切ってはいるのですが、少しずつ増えてきていたのもあり、また、正面玄関の横に植わっている松の剪定に来て下さった植木屋さんも少しすっきりさせた方が良いとのことでしたので、今回は全体の2~3割を一気に切りました。

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 最初はのこぎりを使いこなすのも難しく苦戦していた3年生ですが、1,2本も切るとコツをつかみどんどん切っていきました。

 切った笹を見て「コップが作りたい!」と子ども達は言っていましたが、さすがに細すぎてコップとして活用はできなさそうです。この後、竹を1mずつに切りそろえ、それぞれ3本の支柱を作りました。

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2023年7月20日 | カテゴリー : 小学部 | 投稿者 : moronaga

移動教室、社会科見学を終えて

 移動教室の1日目の天候悪化による予定変更でご心配をかけしましたが、予定通り3日間の活動を終え、全員元気に帰校しました。保護者の皆様には、お迎えに来ていただきありがとうございました。

 約4時間遅れで到着! みんなよく頑張った!!!

 1日目こそ、予定が随分とずれ込みましたが、2・3日目は予定通りの活動をこなしました。特にみんなで作った砂の「未来のJSR」は素晴らしい出来でしたね。

 1日目に待っていたバスが素通りして絶望的な気持ちになったこと。バスを待っているとき、なぜか手遊び(アルプス一万尺)をみんなで始めたこと。消灯の後、友達と話したこと。焼きマシュマロの味。海水の冷たさやチーズ作り等々、どれもこれもかけがえのない大切な思い出になったことと思います。

 小学部1年生から4年生までの社会科見学も無事に終了することができました。こちらも初体験のワクワク・ドキドキが多かったようです。

 一番心に残っていることは? の質問に対し、

 「ウォータータクシーに乗ったこと」

 「冷凍庫の寒さ」

 「肉がたくさんあったこと」等など、沢山の答えが返ってきました。

 充実した時間を過ごした様子を子ども達から沢山聞かせてもらいました。

 見学にご協力いただきました企業の皆様、ありがとうございました。

 このような行事や活動の時こそ、子ども達のたくましさや成長を感じるものです。声を掛け合い、気遣い合い、「Warm Heart」を合言葉に活動していた姿に、子ども達の成長を感じずにはいられませんでした。大変有意義な活動とすることができました。この間、各ご家庭のご理解とご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

 さあ、夏休みまであと2週間! しっかりと学習のまとめをして夏休みを迎えましょう!

ハーリング・レッスン

 今週、火曜日に小学部、木曜日に中学部がオランダ語でハーリングを買う「ハーリング・レッスン」を行いました。

 小学部5・6年生   食べ方はもちろんダッチ・スタイル(オランダ式)

 この時期に毎年行っている「ハーリング・レッスン」は、オランダ語を使ってハーリングを買って食べるという学習です。

 毎年恒例となっている学習ですので、子ども達もオランダ語に関しては慣れたもの。初めての子でもすぐに覚えてしまいます。今年は、注文の仕方だけでなく10までの数え方も少し練習しました。そしてもちろん、オランダ式の食べ方も、教室で練習して本番を迎えました。

小学部1~4年生   おいしく食べた後にスタンドの前でハーリングポーズで記念写真

 まずはオランダ語で注文します。

 Goedemorgen. (おはようございます)

 Een haring, alstublieft. (ハーリング1つ、お願いします)

 Met uitjes /Zonder uitjes (玉ねぎあり/玉ねぎ無し)

 Hier opeten/Meenemen (ここで/持ち帰り)

 Dank u wel (ありがとうございます)

 そして、いよいよ実食です。

 まず、玉ねぎありの人はハーリングに玉ねぎをからめます。

 次に口を大きく開けて上を向きます。

 ハーリングの尾のところを持ち手を高く上げます。

 そして、ハーリングをかぶりつく。    

 中学部   注文を終え、これから実食

 今年は予定より10日ほど解禁が遅れました。春の気温の低さが、ハーリングの大きさと脂肪分に影響を与えたようです。

 さて、今年のハーリングの味は・・・。

 「美味しかった!」ようです。

Japan Festival

 6月25日(日)、Amstelveen(アムステルフェーン)で行われた「Japan Festival」に出場し、和太鼓「マース河」と「彩」を披露しました。

 

 大変暑い中でのパフォーマンスでしたが、大勢の観客の前で演奏する貴重な経験となりました。そして、練習の成果を出し切ったパフォーマンスを披露することができました。

本番前の円陣

 今回の出演のために実行委員会を作り、実行委員を中心にパフォーマンス内容等の提案や作業、練習の運営を行いました。中学部は中間考査があったことから、小学部2年から6年までの10名が今回の実行委員となりました。委員の仕事は映像担当、当日の説明担当、オープニング担当等々があり、休み時間を削って、それぞれの仕事を最後までやり切ることができました。

 演奏の最後には観客の皆さんからたくさん拍手を頂き、一人一人の子ども達は大きな達成感を味わったことと思います。

 保護者の皆様、関係者の皆様のご協力を感謝いたします。ありがとうございました。

2023年6月27日 | カテゴリー : 学校行事 | 投稿者 : moronaga

祝! 解禁

 今日6月23日(金)、ようやくハーリングが解禁となりました。

 今年は6月14日(水)に解禁予定でしたが、直前になり23日に延長されました。もうすでにハーリングの口になっていたオランダの人達の落胆ぶりは筆舌に耐えがたいもので・・・と言いたいところですが、意外にもクールな感じで「今年は、春先が寒かったからねぇ。」と。冷静を装っているだけなのか、それとも日本人とは違い、食にあまり興味や執着がないのか・・・分かりません。

 さて、JSRのハーリングレッスンは、そのような理由から少し足踏み状態でしたが、来週から復習も含めたオランダ語ハーリングレッスンを進めていきます。実際にお店に行き、ハーリングをオランダで注文する活動日はまだ調整中ですが、近日中に行いたいと思っています。

 毎年お世話になっているハーリングスタンド 

実は日本語が少し話せるのではないかという噂の店主さんは、今年も元気に店先に立っていす。


ハーリングレッスンの様子は、後日、紹介させていただきます。